海自は国民に謝罪せよ |
よもぎねこさんが、イージス艦<みょうこう>元航海長・伊藤祐靖氏の発言の動画をとりあげておられた。
その動画を見て、その発言の重さに感じ入った。
「海自は国民に謝罪せよ」
氏によれば、武装艦同士が三キロ以内に対峙するとはすでに至近距離で、レーダー照射は必要とはせず相手に命中させることができるほどだという。
そのような状況下であえてレーダー照射するということは、相手に撃つ意志はないことが明確とはいえ、三分間も照射を中てられっぱなしということは理解不能ということだ。
詳しくは動画を見ていただきたいが、へっぽこ評論家ではなく現場の修羅場を踏んでこられた方の言葉ゆえ、「海自は国民に謝罪せよ」、という伊藤祐靖氏の言葉が重い。
国防軍ではなく自衛隊 として手足を縛られた状態とはいえ、公に武装しているものとしての責任と矜持を問わんとする、その声は現場の皆さんには辛く当たりすぎるとの感なきにしも あらずだが、伊藤氏の意とされるところも痛く理解できる。
武装艦同士が公海上で対峙するということはお互いに国家主権を主張しあうことだ、それが軍事上のプレゼンスである。今回の事件では海自は負のプレゼンスをしてしまった、ゆえに「国民に謝罪せよ」という、あえて身内へ重い言葉を投げかける伊藤氏の心中を想え。
しかし国民ができることは、わが防人たちの手足をしばるものをとりのぞく、それを実行しようとしている現政府を強力に支持することだ。
わが防人たちがその責任と矜持を存分に発揮できる日が一日も早く来ることを願って止まない。