藤井聡教授@顔本、自民党の圧勝が予想され株価急伸 |
なぜなら、自民党の安倍総裁が「積極財政・積極金融緩和で未来への投資を!」と主張し、かつ、そうした政策が次期政権で採用されるのではないかという「期待」が生まれただけで、1)「強靭化銘柄」の株価が値上がりし、2)円が安くなり、3)輸出企業の株価もあ
たとえば、下記報道では、次のように報告されています。
『....三井不動産や三菱地所などの不動産株、鹿島や清水建設、大林組といった建設株の上げも目立った。ドイツ証券の大谷洋司アナリストは、「各種世論 調査によると、自民党の圧勝が予想されており、デフレ下では消費税率引き上げはなしと明言している安倍氏の勝利は不動産、J-REITセクターにとってポ ジティブ」と指摘した。
また大谷氏は、自民中心の政権が誕生すれば「安全防災のための公共投資である『国土強靭化基本法』を成立させ、金融面だけではなく、財政面でも積極的に動 きだすであろう」とし、建設セクターにもポジティブと見る。自民党では、多極分散型の国土形成、地域社会の活性化、大規模災害の未然防止などをうたう国土 強靭化基本計画を掲げている。新日鉄住金、JFEホールディングスなど鉄鋼株も大幅高。』
「期待」だけでこれだけの効果が有るわけですから、実際にこの強靭化の方針を採用する政党が政権を担い、実際に強靭化を推進し始めれば、経済は大きく上向く可能性は、極めて高いと考えざるを得ないものと思われます。