日米同盟の影 【TPP】 |
日米同盟ということが大っぴらに語られるようになったのは、たしか
「不沈空母」発言の中曽根内閣当時だった。
自国を不沈空母になぞらえるのは、かのお方の立ち位置が米国に置かれていて、そこから発する視線だったからだ。
そのお方が、盟友ロンに押し切られて「プラザ合意」に同意したので、
一ドル235円から150円まで円高ドル安となり、その結果
およそ40兆円が米国にトランスファーされたという。
米国の赤字解消に大いに貢献した「日米同盟」であった。凹
さて、TPP締結となると米国に貢ぐ金額はその比ではなかろう、
最終的に日米経済戦争は終了し、日本という国名が残るだけの
米国属領がわが国の命運になるのだ。
しかし、ここをなんとか凌げば米国は破綻しわが国は経済覇権国となる。
そんなものになりたくもないが、しかしわが国の資産をむざむざ他国に
それがたとえ「同盟国」とはいえ、渡すわけには行かぬのである。