トルコ人労働者受け入れ50周年を迎えたドイツの経験(終) |
かってドイツは生産性向上と人件費削減のため大量の外国人労働者を受け入れた。
がしかし受け入れたのは多文化をもつ移民であった。
ドイツはアメリカのような移民で成立する国家ではない。しかもかってはゲルマン純血主義で不幸を国内外にもたらした国情なのである。
外国人労働者受け入れは、けっきょくはドイツの国と国民に複雑な社会的混乱と負担を残したのである。
「在日」特権やシナ人不法移民とその犯罪になやむわが国が、これからさらに外国人労働者を導入してどうするのか?
企業は資本と経営の論理だけで企業活動を行ってよいのか。そしてその結果もたらされる社会問題を無責任に国と政府におしつけるだけでよいのか?
TPP参加推進派のなかには、廉価な外国人労働力が欲しい企業とその利権にあずかりたい者たちがいるようだ。
ドイツの経験を他山の石とし、その点においてもTPP参加には反対である。
<完>