ダライ・ラマ法王に名誉博士号 |
今日、9月20日、ドイツのミュンスター大学は、ダライ・ラマ法王に名誉博士号を授与する。
http://www.netzeitung.de/feuilleton/kulturnews/682791.html
ノーベル賞受賞に対するものとして、また自然科学分野におけるものとしてはドイツ高等教育機関における最初の名誉博士号であるという。
またミュンスターという土地柄からみても実に意義深い行事となろう。
ミュンスター(Münster)市は、かの「ウエストファーレン条約」の締結されたことで世界史にその名を残すドイツ中西部の都市である。
「ウエストファーレン条約」(Westfälischer Friede、「ウエストファーレンの講和」の意)とは、ヨーロッパ中をまきこんでドイツ神聖ローマ帝国を舞台に戦われた「三十年戦争」(dreißigjähriger Krieg、1618年から1648年)の講和条約のことである。
それには二つの大きな意義がある。
その講和条約により現在の欧州各国の国境がほぼ画定したこと。
その講和条約の形式が平和条約の手本として現在まで躊躇されていることである。
このような歴史的背景をもつ都市において、ダライ・ラマ法王が名誉博士号をお受けになられることは世界にたいして、チベットを侵略占領しチベット民族とその宗教の自由を弾圧し続ける中共の非道で反人道的な行いを再度思いおこさせる機会となろう。
ダライ・ラマ法王がミュンスターを訪問されるのはじつは二度目である。前回は、1998年、「ウエストファーレン条約」締結350周年を記念しノーベル平和賞受賞者として訪問されており、そのさいは「平和の樹」を植樹された。
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