発作的シナ語講座39、 <馬馬虎虎> |
「いいかげんに」、「テキトーに」を<馬馬虎虎>(マー・マー・フー・フー)という。
日本語で「莫迦」を、「馬鹿」と書くが、関係はなさそうじゃ。
どうも馬も虎も当て字らしい。
<麻麻糊糊>とか、<麻麻胡胡>とか、<麻麻呼呼>とか書いてもいいのだから、
それこそ「いいかげん」なものであるな。
どうもこの語は、モンゴル語の系統のようであるな。どなたかモンゴル語の専門のかたがおられたら、ぜひご教示願いたいものである。
この<馬馬虎虎>は、よくシナ人の性格をあらわす代表的な形容詞・副詞のひとつとして世に知れておるから諸君もすでにご存知かも知れぬ。
<馬虎先生>(マー・フー・シエン・シェング)、すなわち「ミスター・いいかげん」がシナ人には多く見られるよ。
いちいちそれに腹をたてていてはこっちがもたん。テキトーにお付き合いすればよろしいな。
「日中友好」なんぞはクソ食らえ、これからは「日シ馬虎つきあい」で行こうではないか。
しばらくぶりに例文をやっつけてみよう。
A. 你最近好嗎?(ニイ・ズイ・ジン・ハオ・マ?)最近どうかね?
B. 馬馬虎虎。(マー・マー・フー・フー)まあまあだね。
A. 那很好。(ナー・ヘン・ハオ)そりゃあ、よかった。
日本とシナは、この程度のつきあいでよろしいんじゃよ。
君子の交わり淡きこと水の如し、というではないかいな。