安部総理、NATOで演説 |
【ブリュッセル西田進一郎】ベルギーを訪問中の安倍晋三首相は12日午前(日本時間同日夜)、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部を訪れ、最高意思決定機関・北大西洋理事会で日本の首相として初めて演説した。「日本とNATOは基本的価値を共有しており、互いの能力を発揮して共に行動すべきだ」とNATOとの連携強化の方針を強調するとともに、北朝鮮の核、ミサイル、拉致問題の解決に向け協力を要請した。
NATOは昨年11月の首脳会議で、日本やオーストラリアを念頭に非加盟国との関係強化方針を決めており、演説はこれに応える形となった。首相は、日本とNATOとで平和構築や復興支援を話し合う閣僚レベルの定期協議を設けることなどを提案した。
首相は、防衛省発足で国際平和協力活動が「本来任務」に格上げされたことを紹介し「憲法の諸原則を順守しつつも、いまや日本人は国際的な平和と安定のためなら、自衛隊が海外での活動を行うことをためらわない」と言及。自衛隊の海外派遣を可能にする恒久法についても「一般的な法的枠組みを含め、国際平和協力の最適なあり方を議論している」と積極的に検討する考えを示した。
一方、対北朝鮮政策では、すべての核兵器と核計画の放棄を求めた国連決議(1718号)に基づく経済制裁の実行をNATO全加盟国に求め、拉致問題に関し「欧州諸国も関係する重大な人権じゅうりんだ」と解決への協力を呼びかけた。
また、中国について「急速な国防費の増大や透明性の欠如などのいくつかの不確実性がある」と懸念を表明。日本とNATOは「価値観を共有するパートナーとして協力を強化すべきだ」と語り、中国をけん制した。
毎日新聞 2007年1月12日 20時24分
ううむ、なんか変だ??
毎日にしては中立的な報道をしている。
なにか裏が??