2006年 12月 29日
サダムの死刑執行は日本の自主防衛を促す? |
その死刑執行が行われるとすると米国のイラク政策は最終的に失敗することになるでしょう。
なぜなら、其の場合、サダム・フセインに反対していた市井の普通の人々、たとえば、トルクメンから来た理容師(http://marco-germany.iza.ne.jp/blog/entry/88488/)M君のような普通のモスレムも米国の敵になるであろうからです。
なぜなら、其の場合、サダム・フセインに反対していた市井の普通の人々、たとえば、トルクメンから来た理容師(http://marco-germany.iza.ne.jp/blog/entry/88488/)M君のような普通のモスレムも米国の敵になるであろうからです。
死刑執行に反対するポスター
http://www.nzz.ch/2006/12/27/al/newzzEW87W35K-12.html
http://www.nzz.ch/2006/12/27/al/newzzEW87W35K-12.html
スイスの独語紙、NZZのオン・ライン版がいうように、「時期が悪い」(Zur falschen Zeit)に違いありません。
多くのイラク人が、サダム・フセインの同調者の暴力行動を予防するため、秘密の執行に同意する、とのことだ。
またバース党もインターネットで復讐を宣言したらしい。
バグダッドでは他の理由から執行猶予すべきとの声も高まっている。
すなわち80年代末のクルド人虐殺と、クウェート侵攻につきさらに裁判を続ける、というものだ。
大統領タラバニはクルド人である、ゆえに死刑判決への署名を拒否したのだ。
またこの裁判が「勝者の裁き」でありフセインは殉教者になることも、現政権にとり好ましくはないでしょう。
欧米でも意見が割れているようです。
ドイツ、イタリアが死刑執行を拒絶している最中、米国は死刑判決を「里程標」と歓迎した。
まあ、当然と言えば当然ですが。
フランスは、この予告された死刑執行に対し意見を保留した。
そして基本的に他の欧州各国と同様に世界中で死刑が廃止さるべきに賛成であると述べた。
さて、米国はさらなる虎の尾を踏みつけるつもりでしょうか?
かって日本は完全武装解除して、米軍とGHQの占領政策をうけいれました。しかしアラブとモスレムは今、その文明と宗教の誇りにかけて彼らの聖戦を戦う準備があるのです。
それを承知の上で挑発するのなら何をかいわんやです。米国の世界戦略が世界にもたらすであろう破局を思うと恐怖を覚えます。
またそのように中東にコミットし続けるということは、その東アジア戦略が那辺にあるのかおおいに疑問となります。
シナをパートナーとしてその覇権を許すのか、あるいは日本の自主防衛を育成してシナとのパワー・ゲームに当たらせようとするのか、いずれかによっては日本にとっての状況は激しく異なってくるからです。
注目しましょう。
多くのイラク人が、サダム・フセインの同調者の暴力行動を予防するため、秘密の執行に同意する、とのことだ。
またバース党もインターネットで復讐を宣言したらしい。
バグダッドでは他の理由から執行猶予すべきとの声も高まっている。
すなわち80年代末のクルド人虐殺と、クウェート侵攻につきさらに裁判を続ける、というものだ。
大統領タラバニはクルド人である、ゆえに死刑判決への署名を拒否したのだ。
またこの裁判が「勝者の裁き」でありフセインは殉教者になることも、現政権にとり好ましくはないでしょう。
欧米でも意見が割れているようです。
ドイツ、イタリアが死刑執行を拒絶している最中、米国は死刑判決を「里程標」と歓迎した。
まあ、当然と言えば当然ですが。
フランスは、この予告された死刑執行に対し意見を保留した。
そして基本的に他の欧州各国と同様に世界中で死刑が廃止さるべきに賛成であると述べた。
さて、米国はさらなる虎の尾を踏みつけるつもりでしょうか?
かって日本は完全武装解除して、米軍とGHQの占領政策をうけいれました。しかしアラブとモスレムは今、その文明と宗教の誇りにかけて彼らの聖戦を戦う準備があるのです。
それを承知の上で挑発するのなら何をかいわんやです。米国の世界戦略が世界にもたらすであろう破局を思うと恐怖を覚えます。
またそのように中東にコミットし続けるということは、その東アジア戦略が那辺にあるのかおおいに疑問となります。
シナをパートナーとしてその覇権を許すのか、あるいは日本の自主防衛を育成してシナとのパワー・ゲームに当たらせようとするのか、いずれかによっては日本にとっての状況は激しく異なってくるからです。
注目しましょう。
by maruyama-amsel
| 2006-12-29 12:05
| 欧州の反応